タームレーダーで新しい時代のシロアリ調査をしませんか?

年号も平成から令和へと変わり、新しい時代の幕開けです。 タームレーダーの導入は新しい解決の提案、より高い精度での調査結果、報告書作成機能による仕事の効率化などが図れる新時代の調査ツールです。特に家屋構造の多様化や海外からの侵入種でもあるアメリカカンザイシロアリの被害拡大など、これまでの調査方法だけでは対応しきれない被害が増加していることは事実です。また、時代のニーズとして、伝統的なシロアリ調査方法だけでなく、タームレーダーのような検査機器による化学的かつ客観的な調査を要望する方も増えてきています。 より精度の高い調査、調査結果の客観性、仕事の効率化、無料調査からの脱却、他社との差別化等、タームレーダーは皆様にとって、力強い相棒になってくれるはずです。

タームレーダーの活用・導入メリット

〇 シロアリの侵入経路や被害範囲の確認
〇 床下から目視確認ができない壁内や玄関周りのシロアリ調査
〇 逆ベタ基礎構造のシロアリ調査
〇 リフォームによる二重壁のシロアリ生息調査
〇 基礎断熱工法や被覆断熱配管のシロアリ生息調査
〇 カンザイシロアリの生息調査
〇 過去の蟻害と進行中の蟻害との見極め
〇 羽アリが出たものの、目立った蟻道や食害がない場合のシロアリ調査
〇 投薬点の確認や薬剤処理後の効果判定での活用
〇 再発などのクレーム処理時におけるシロアリ調査
〇 駆除のため壁などを壊す前にシロアリの生息状況を確認できる
〇 無料調査から有料調査へ
〇 報告書作成時間の短縮、報告書の管理
〇 他社との差別化

目視調査ができない危険なシロアリ被害、タームレーダーが解決します!

その1 シロアリ防除業者を悩ませる断熱工法「基礎断熱工法」

ここ数年、基礎断熱工法の広がりと比例するようにこの工法を取り入れた家屋におけるシロアリの被害をよく耳にします。実際、日本しろあり対策協会による防除業者様へのアンケートでも、全国的に高い割合で被害が報告されています。(シロアリの建物侵入箇所に関するアンケート調査結果『しろあり』NO.152,pp.1-9) 基礎断熱工法の中でも、特に基礎外側断熱工法ではかなり深刻な被害が発生しています。実際に基礎外側断熱工法におけるシロアリ駆除を実施されている防除業者様の話によると、多い地域では4割近くの家屋でシロアリ侵入の痕跡が見られるほどです。 最近でこそ、基礎断熱工法はシロアリの被害にあいやすいという情報が業界内で徐々に周知されてきていますが、防蟻断熱材の使用や基礎外側断熱工法から比較的被害にあいにくい基礎内側断熱工法への変更などが実施されています。しかし、ここに至るまでの数年間の間に建てられた基礎外側断熱工法の家屋は、シロアリに対する対策がとられていないままの状態です。つまり、シロアリの被害にいつあってもおかしくない、もしくは既にシロアリの侵入を許してしまっている可能性すらあります。

なぜ、「基礎断熱工法」が危険なのか!?

基礎外側断熱工法では、断熱材が基礎の外周に施されており、それが地面まで埋まっている構造です。これが、シロアリを招き入れる形になってしまっているのです。地中で活動していたシロアリが断熱材にぶつかると齧り始め、いとも簡単に断熱材内部へ侵入していきます。そのまま基礎外周に施された断熱材の内部を通りながら、時には壁の断熱材にも侵入して家屋中に活動範囲を広げていきます。つまり、断熱材がシロアリの侵入口となっているのです。

その2 知らないうちに家屋を蝕むアメリカからの侵入種「アメリカカンザイシロアリ」

日本国内において、アメリカカンザイシロアリは1976年に東京都江戸川区で初確認された外来性のシロアリです。現在、東京・千葉・神奈川・富山・福井・大阪・兵庫・和歌山・広島・山口・愛媛・高知・宮崎・鹿児島・沖縄など約半数の都府県で生息が確認されており、年々生息域を拡大しています。本種は、ヤマトシロアリやイエシロアリとは大きく異なった生態をしており、羽アリの時期以外は一生を柱などの乾材中で生活します。また、コロニー規模は非常に小さく、被害レベルは軽微ではあるのですが、被害家屋内に複数のコロニーが散在していることが多いのが特徴です。そのため、生息箇所の特定が難しく、被害にも気づきにくいことから、気づいたころには家屋中に被害が拡大しているケースがよくあります。

なぜ、「アメリカカンザイシロアリ」が危険なのか!?

アメリカカンザイシロアリはまさに家屋のサイレントキラー、ゆっくり静かに家屋を加害していくため被害にあっていることになかなか気づくことができません。ヤマトシロアリやイエシロアリのように生息している証となる蟻道や蟻土を通常作らないため、生息箇所であっても、10年近く加害されない限り注意深く見てもほとんどわかりません。唯一、生息している証拠となるのが2㎜程度の虫孔とそこから排出される砂粒状の糞だけなのです。生息箇所の特定が難しいことに加え、彼らの繁殖様式も危険さを助長させています。1つのコロニーにおける個体数は数十頭~数百頭程度と小さいですが、その小さなコロニーが家屋中に点在していることがあるためです。シロアリは社会性昆虫のため、駆除するためにはコロニーとしての根絶が必要ですが、コロニーが複数ある状態、ましてや壁内の柱など見えない部位にも生息している場合は駆除ができす、またそこから広がってしまいます。

「基礎断熱工法」「カンザイシロアリ」どちらも見えないから、発見できない・対策が難しい

シロアリの侵入経路である蟻道がはっきり確認できる、生息範囲が周辺の加害状況からある程度想像がつく、このような状況なら最良の対策方法を練ることができ、駆除も確実に実施できます。しかし、「基礎断熱工法」も「カンザイシロアリ」も被害箇所、生息箇所がわからないため、それらを困難にしています。 しかし、タームレーダーは非破壊でシロアリの生息状況を確認できるツールです。つまり、これまで発見の難しかったシロアリの生息ポイントを特定することができるのです。タームレーダーにより生息調査を実施→生息ポイントを特定→薬剤処理による駆除→タームレーダーによる駆除効果判定→定期調査という理想的な流れが可能となります。 今後、どちらの問題も増加していく可能性が非常に高いと言われています。タームレーダーは、これからのシロアリ防除業には欠かすことのできないツールとして皆様のお役に立てる存在になると思っています。

タームレーダーによるアメリカカンザイシロアリの検知